こんにちは。
最近は小春日和の日が増えてきましたね。
春はいいですね。岸田です。
といってもここ何日かは極寒ですが…
さて、今日は僕の興味あることシリーズの一つ、ナノレベルの世界について少しお話したいと思います。
本題の前に少し、私事の話をいたします。。。
小さい頃に小さいものにはすごく興味がありました。
そのなかでも特に興味があったのが昆虫。
『昆虫はあんなに小さいのになんで生きているんだろう?』と、何匹も手に取りじっくりと観察していました。
今では経験が邪魔をして触りづらくなった昆虫もいますが…汗
基本的には昆虫が好きです。
そんなこんなで、中学では理科が好きになり、高校へ行くと生物の授業がたまらなく好きでした。
興味というものはすごいもので、別に記憶をしようと思っていたわけではないのに勝手に頭に入ってきて、
生物は特に勉強していないのに、問題のない点数をいつもとっていました。
その生物からの派生で化学が好きになり、大学では生物化学の勉強をしました。
そこでです。
始まりは生物から昆虫になり、昆虫から微生物になり、微生物から分子や原子になり、だんだんと興味があるものが
小さい世界になっていきました。
あっ、大きいものも好きですよ^^
と前置きが長くなったのですが…
みなさんは分子レベルでの世界をご覧になったことはありますか?
生物を構成しているのが細胞というのは良くご存知だとおもうのですが、
その細胞がどのように存在し、どのように動いているのかはあまり知らないと思います。
それではこちらの映像をご覧ください。↓↓↓↓↓
・ショートバージョン(3:12)
・フルバージョン(7:58)
どうでしょうか?
これなに?となりましたか?
これは今、私たちの体の細胞の中で起こっていることをそのままCGで表現した映像です。
すごくないですか?
これを全部説明したいのですが、絶対に途中で面倒臭くなるので、一箇所だけピックアップしたいと思います。
ショートバージョンの1:06ぐらいに出てきた、筒みたいなものができたり壊れたりしていますね?
そうこれです!
これは微小管(Microtubules)といい、細胞の骨組みの役割をしています。
細胞分裂の時には染色体を引っ張る大事な役割を持つ細胞器官の一つで、
この映像のように、分子が結合と分解を繰り返し、伸びたり縮んだりして細胞内に存在しています。
さて今回の目玉はこの微小管の上を歩いているように見える物質。
そうこれです!
すごく不思議ではないですか?
これはキネシンという物質で微小管の上を移動して細胞分裂や神経軸索輸送などの細胞内物質輸送に重要な役割を果たしています。
このキネシンはモータータンパク質という物質の一種で、この映像のように物質を運んで移動しています。
つまり運び屋ですw
こんなことが体の中、もっといいますと細胞の中で起こっているのです。
不思議ではありませんか?
この映像は10年前にも存在していましたので、今ではさらに進化した映像があるかもしれません。
いずれにせよ、生物には不思議がいっぱいあり、面白いことだらけです。
こんな世界を一度、目で見てみたいと思うのですが、そんなことができるようになるのも夢ではないかもしれません。
こんな不思議な世界を勉強してみるのも面白いかもしれません。
これを見て少しでも興味をもっていただければ幸いです。
岸田尊之