間違われやすいアレルギー性鼻炎と風邪の症状。
以下の症状にチェックがあればアレルギー性鼻炎かもしれません。
花は空気の通り道として呼吸器の働き、臭いを感じる嗅覚とし
ての働き、声を響かせる働きの3つがあります。呼吸器の働き
には吸い込んだ空気を加温、加湿することにより鼻、のどの粘
膜に潤いを与える働きがあり、空気中を浮遊するハウスダスト
や花粉を体内に入れないようにする空気清浄機のようなフィル
ターの働きをします。
アレルギー性鼻炎とは鼻の粘膜にアレルゲン(アレルギーの原因物質)が付着し、
身体の中でアレルギー反応が起こることにより発生します。アレルゲンとしては、
種々な花粉やダニ、カビ、動物の毛やフケなどがありますが、特にアレルゲンが
花粉の場合を花粉症といいます。
アレルギー性鼻炎・花粉症の3大症状はくしゃみ、さらっとした鼻水、鼻づまりで、
これらは(細菌やウイルスなど自分の身体の成分以外のものを身体から排除
しようとする免疫システムと深い関係があります。
アレルギー性鼻炎はアレルゲンによって「通年性」と「季節性」に分かれます。通年性アレルギ ー性鼻炎は名前の通り、一年を通じてアレルギー性鼻炎があり、一年中症状が出られている方もいらっしゃいます。一方、季節性アレルギー性 鼻炎は名前の通り、ある季節だけアレルゲンが空気中に浮遊し、その時期だけアレルギー性鼻炎が起こります。
通年性アレルギー性鼻炎の主なアレルゲンはハウスダスト、ダニ、ペットの毛、カビ(真菌)等です。また、最近では黄砂やPM2.5に代表され る、ディーゼル排気微粒子(DEP)を含むアジュバント物質と呼ばれる環境汚染成分がアレルギー性鼻炎を悪化させる要因として注目されています。
季節性アレルギー性鼻炎の代表が花粉症であり、花粉症を含めたアレルギー性鼻炎は国民病とも呼ばれ、日本人の5人に1人はかかっていると言われています。季節性アレルギー性鼻炎の主なアレルゲンはスギ、ヒノキ、カモガヤ、ブタクサ、ヨモギ等の花粉です。花粉症は2月~4月頃に発症するスギ 花粉症が有名なため、春先以外の季節にも花粉が 飛んでいる事はあまり知られていませんが、実は様々な花粉が一年を通して飛んでいるのです。
尼崎耳鼻咽喉科のざわクリニック
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