中耳炎とは?
鼓膜の奥(中耳といいます)に炎症が起こる病気で、代表的なものに次の3つがあります。
診断・検査方法
耳痛や発熱等の症状、および視診ならびに耳鼻咽喉科用顕微鏡下で観察した鼓膜の状態から診断します。
すでに鼓膜の一部が破れて耳垂れが出てきている場合には、細菌検査を実施して、原因となったばい菌の種類や効果のある抗生物質の確認を行います。
難聴が疑われる場合には、聞こえの検査(聴力検査)や鼓膜の動きの検査(ティンパノグラム)を行い、耳の機能の状態をきちんとチェックすることにより、気がつかないうちに難聴になっていたり、難聴が進行していたりしないようにします。
慢性中耳炎で鼓膜の奥の状態をきちんと見ておく必要があると判断される場合には、近くの総合病院放射線科に依頼して耳のCT検査を行い、より正確に耳の状態を把握するとともに適切な治療に役立てます。
当院の治療方針