のどの違和感・イガイガ感

のどの違和感とは?

当院へ来院される患者様の中に、「のどの違和感」を訴えられる方が多くおられます。

その訴えの中で特に多いのが、「特に痛いという訳ではないが、何か詰まったような感じがする」、あるいは、「イガイガした感じが続き、声が枯れたりする」というものであり、のどに何か変なものができていないかと心配されて来られることも多いのです。

もちろん、実際に、(良性あるいは悪性を含め)腫瘍性のこともありますが、その頻度はそれほど多いものではありません。

実際には、患者様の抵抗力低下を背景とした扁桃腺(特に舌根部)の腫れによるものであったり、副鼻腔炎(ちくのう症)を背景とした後鼻漏(鼻汁がのどの方へ流れ落ちるもの)によるものであったりすることが多いのです。

診断・検査方法

患者様の訴えをよくお聞きし、腫瘍性のものかどうかを心配されているときには、口もしくは鼻からファイバーを挿入させていただき、実際に喉の奥を詳しく観察します。(ファイバーといっても、耳鼻咽喉科用のものは胃カメラほど苦しいというものでは決してありません。)

そのうえで患者様の心配されているようなものが出来ていないかを確認するとともに、舌の根元部の扁桃腺(舌根扁桃)が腫れていないか、あるいは声帯が腫れていないか、ポリープのようなものが出来ていないかを診察いたします。

副鼻腔炎を背景とした後鼻漏が、のどの違和感に関係していることが疑われる場合には、鼻のレントゲン撮影を行い副鼻腔炎の合併の有無を確認するとともに、より総合的にのどの違和感の診断を行うよう心がけています。

当院の治療方針

ファイバー検査で、腫瘍性のものが関係していることが疑われる場合には、ただちに近隣の基幹病院耳鼻咽喉科の専門医に紹介し、精密検査をお願いしています。

喉の違和感の患者様で、ファイバー観察では腫瘍性のものが疑われないときには、2週間を目安にお薬の内服およびネブライザーによる加療を行い、それでも改善が見られないときには、近隣病院の放射線科において、喉の写りを良くするお薬を飲んでいただきながら喉のレントゲンを撮る検査(下咽頭食道造影検査)、あるいは喉周囲のCT検査を依頼し、さらに詳しく調べるようにいたします。

しかし、のどの違和感を訴えられて当院を受診される患者様の多くには、副鼻腔炎の合併が認められます。そこで、当院では喉の治療と同時に、ネブライザー等でお鼻の治療を合わせて行うようにしています。

当院の治療方針

【Bスポットについて】


Bスポットとは鼻とのどの間にある、のどちんこの裏側、 子どもの頃にアデノイドがあった場所のことです。
そこに、口の中から器具を用いてお薬を塗布する治療が当院のBスポット療法です。
塗った後にしばらく続くヒリヒリ感を我慢して頂ければ、その後は爽快感が訪れ、免疫機能力の向上によって、様々な疾患の改善効果が期待できます。

【Bスポット治療の効能】


(1)咽頭炎(のど風邪)、後鼻漏(後鼻漏感)、耳の違和感
(2)副鼻腔炎、鼻づまり
(3)頭が重い感じ、肩こり
(4)その他に、アレルギー性鼻炎、掌蹠膿疱症、自律神経失調症、めまい、耳鳴り、アトピー、喘息などに効果があるという報告もあり

【Bスポット治療をご希望の方へ】


この治療は現時点では別途費用のご負担なく、通常の処置治療の範囲内で受けることができます。
1回だけでなく複数回治療を受けて頂くことで効果を発揮します。
薬を塗る際、率直に申し上げて「瞬間的に痛い」です。
また、塗った後もしばらくヒリヒリと痛みがありますが、これが効いていることの表れでもあります。
上記をご理解頂いた上で、治療をご希望される場合は、医師に「Bスポット治療も希望します」とお伝えください。
兵庫県 尼崎市の耳鼻科(耳鼻咽喉科) 尼崎駅前耳鼻咽喉科のざわクリニックには、塚口・園田・JR尼崎・阪神尼崎 方面のみならず、豊中市、伊丹市、西宮市、芦屋市、宝塚市、川西市、三田市、篠山市、大阪市、西淀川区、淀川区、東淀川区、此花区、神戸市、灘区、東灘区、明石市など、阪神・大阪の広い範囲から患者さんが来られます。バリアフリーで、子供(こども)や高齢者の患者様にも安心してご来院いただけます。