外耳道炎(外耳炎)

外耳炎・耳介湿疹とは?

耳の奥の鼓膜までの耳の穴の部分を「外耳」といいます。耳たぶのことを「耳介」といいます。

耳掃除をする際に掻き過ぎて傷つけたり、耳垢がシャワーやプールの水を吸ってばい菌感染を起こしたりして、外耳の部分が化膿して痛くなったりかゆくなったりした状態が「外耳炎」です。

そして外耳炎は、痒いために余計にさわってしまって、更に悪化させるという悪循環を起こしやすく、ひどくなると耳たぶ(耳介)にまで炎症が及んで、「耳介湿疹」の状態になります。

また、長期間耳をさわることを繰り返していると、菌交代現象といって、抗生剤が効きにくい菌に置き換わったり、非常にしつこい真菌(カビ)に置き換わったりして、さらに治療が困難になるので注意が必要です。

診断・検査方法

耳鏡という耳の穴(外耳道)を見やすくする器械を用いて、良く観察します。必要があれば、さらに耳鼻咽喉科用顕微鏡を使って、詳細に拡大観察します。

耳漏(耳だれ)がある場合や真菌(カビ)感染が疑われる場合には菌検査を実施して、原因菌を突きとめるとともに抗生剤の効き具合をチェックします。

当院の治療方針

症状が強い期間は、できる限り通院していただき、当院でしっかり消毒処置、軟膏処置をします。

消毒には原則、お腹の手術の際などに使われる、消毒作用が高いお薬を用いています。

お仕事の都合等でどうしても通院が困難な時、あるいは、症状が落ち着いてきてご自身で消毒処置をしていただいても大丈夫であろうと判断されるときには、きちんと使用法を説明したうえで、消毒液と軟膏を処方することもあります。
ただ、外耳炎は一旦治ったように見えてすぐに再発しやすい疾患です。症状が無くなったからといって治療を自己中断すると、しばらくして再発し、また最初からやり直しということになります。

治療をやめても大丈夫(再発しない)という状態になるまでは、次第に間隔をあけて消毒をしつつ様子を見ていくことが、結果として、外耳炎を最も確実にきちんと治療する方法といえます。
兵庫県 尼崎市の耳鼻科(耳鼻咽喉科) 尼崎駅前耳鼻咽喉科のざわクリニックには、塚口・園田・JR尼崎・阪神尼崎 方面のみならず、豊中市、伊丹市、西宮市、芦屋市、宝塚市、川西市、三田市、篠山市、大阪市、西淀川区、淀川区、東淀川区、此花区、神戸市、灘区、東灘区、明石市など、阪神・大阪の広い範囲から患者さんが来られます。バリアフリーで、子供(こども)や高齢者の患者様にも安心してご来院いただけます。