昔話

どうも、キシダです。
 
大分涼しくなり、過ごし易い季節になってきました。
先日Tシャツで過ごしましたら、風邪をひくかと思いました。

※イメージです。
 
 
 
まあ、ひきませんでしたが…w
 
季節の変わり目ですので、風邪には気をつけましょう。
 
 
さてさて、私事ではありますが、今日は久しぶりに思い出した事を書きたいと思います。
これは僕が9歳の時の話です。
 
僕は鹿児島の田舎生まれで、自宅の隣に祖父母が住んでいました。
夏には毎日祖父母の家に行き、畑仕事を手伝ったあと祖父母宅でクーラーをあびながらまったりとする事が大好きでした。
 
そんなある日のことです。
鹿児島で生まれ育ったものの、祖父母の鹿児島弁がたまに分からない事がありました
 
その日は少し頭痛のする日でした。
ですが、そんなに深刻なものでもなく、子供ながらに「全然平気だ。」と思っていたのですが、「頭が痛い」と言ってしまったがために祖父母に心配された事がありました。
その時の会話です。
 
僕:「じいちゃん、頭が痛い。」
祖父:「わいな、だいじょっか?」
僕:「うん。全然大丈夫!」
祖父:「ちょっ、うったけみよっ!」
僕:「えっ?」
祖父:「よかち、びんた、うったけみよっ!」
僕:「えっ、でも… えっ、ほんとにいいの?」
祖父:「はよせんかっ!ほいっ!」
僕:「えっ、じゃあいくよ?」
 

※イメージです。
バチン!!!
祖父:「あいたっ!!!!!!! ないっすっとか!!」
祖母:大爆笑
 
 
この流れ全くわかりませんよね?
 
少し説明させていただきます。
「うったくっ」
これは鹿児島弁で「打つ」という意味があります。
つまり「たたく」という意味です。
これは知っておりました。
 
これを使って僕が解釈した訳をしてみます。
 
 
僕:「じいちゃん、頭が痛い。」
祖父:「わいな、だいじょっか?」 訳:「あなたは、大丈夫ですか?」
僕:「うん。全然大丈夫!」
祖父:「ちょっ、うったけみよっ!」 訳:「ちょっと、たたいてみてください!」
僕:「えっ?」
祖父:「よかち、びんた、うったけみよっ!」 訳:「いいから、頭をたたいてみてください!」
僕:「えっ、でも… えっ、ほんとにいいの?」
祖父:「はよせんかっ!ほいっ!」     訳:「はやくしてください!ほらっ!」
僕:「えっ、じゃあいくよ?」
 

※イメージです。
バチン!!!
祖父:「あいたっ!!!!!!!ないっすっとか!!」 訳:「痛い!!何をするんですか!!」
祖母:大爆笑
 
 
 
自然の流れですよね??
なぜ祖母が大爆笑していたのか分からず、「???」となっていました。
その後、母が来たので、説明を受けました。
 
 
…本当の意味はこうだったそうです。
 
僕:「じいちゃん、頭が痛い。」
祖父:「わいな、だいじょっか?」 訳:「あなたは、大丈夫ですか?」
僕:「うん。全然大丈夫!」
祖父:「ちょっ、うったけみよっ!」 訳:「ちょっと、(頭を)当ててみてください!」
僕:「えっ?」
祖父:「よかち、びんた、うったけみよっ!」 訳:「いいから、頭を(頭に)当ててみてください!」
僕:「えっ、でも… えっ、ほんとにいいの?」
祖父:「はよせんかっ!ほいっ!」     訳:「はやくしてください!ほらっ!」
僕:「えっ、じゃあいくよ?」
 

※イメージです。
バチン!!!
祖父:「あいたっ!!!!!!!ないっすっとか!!」 訳:「痛い!!何をするんですか!!」
祖母:大爆笑
 
じいちゃんは熱があるか見るのに頭を頭に当ててみなさいと言っていたみたいですが、僕は明確にじいちゃんの頭をたたきました。
 
 
 
 
 
 
 
 
じいちゃん、ごめん!
 
 
 
それ以降僕は鹿児島弁を勉強しようと思いました。